死んだ髪の毛を生き返らせることは可能なの?
こんにちは!髪質改善サロンCasa(カーサ)スタイリストの松下です。
最近のヘアスタイル事情として、髪をハイトーンにしたり縮毛矯正が必要になるようなことがあったりと多様化しています。
その反面、ダメージが強くなりすぎて髪の扱いが非常に悪くなってしまうといったことがあります。中にはチリチリになってしまうということも。
そんな、いわゆる死んでしまった髪を生き返らせることが出来るのかについて解説していきます。
髪のダメージレベルとは?
髪のダメージにはレベルが存在します。
髪のダメージごとにどのような症状があるのか見ていきましょう。
レベル1
健康毛です。いわゆるバージン毛という状態です。
髪が生えてからダメージを殆どダメージを受けていなくハリコシがありツヤのある状態です。
レベル2
髪に少しパサつきが出始めた状態です。
ですが、ダメージはあまりなくまだまだ健康ではあります。
ファッションカラー一回分くらいの状態です。
レベル3
髪のパサつきが強くなってきて、ダメージを感じ始める状態です。
櫛を通した際に、引っかかりが出てきて通りづらくなっています。
強い白髪染めなどをしている方がなりやすいレベルです。
レベル4
かなりダメージしてきている状態です。
濡らすと髪を解くことに一苦労し、引っ張ると伸びる状態になっています。
ホームカラーを繰り返したりブリーチをしている方になりやすい状態です。
レベル5
かなり危険な状態です。
引っかかるのは当たり前で、髪を濡らして引っ張ると髪がビニールの様に伸びます。
ハリがなくなってクテっとした状態になります。
乾かすとパサパサです。
死んだ髪の毛
塗れた状態で髪を上に向けると、ハリがゼロで寝てしまい指にまとわりつくようになります。
引っ張るとゴムの様に戻ってこないで、そのままになってしまいます。
ギリギリ切れていないだけの状態です。
髪の毛が死ぬ原因とは?
髪の毛が異常にダメージしてしまう、、、いわゆる髪が死んでしまう状態になる理由にはいくつかあります。
髪の毛の大切な結合が切れる
髪の毛にはいくつもの結合があります。
大きく分けて水素結合、イオン結合、シスチン結合、ペプチド結合とあります。
水素結合は濡れただけで切れる結合で、イオン結合はPHが安定した状態からずれると切れます。
シスチン結合はパーマをかける際に切る結合で、形状を変えることができるくらいの結合なので、ダメージに直結しやすいです。
ぺプチド結合は、切れてしまうともう元には戻らない結合です。
枝毛やハイダメージ毛はペプチド結合が切れている可能性があります。
繰り返しのカラーやパーマ
カラーやパーマなどのケミカル施術をし過ぎると、髪のダメージが強くなりすぎて最後はチリチリになります。
繰り返しのアルカリによる反応や、パーマによる還元(髪のシスチン結合を切る)を行いすぎると髪は死にます。
カラーやパーマをする際に、ダメージしないように低アルカリの薬剤や髪のダメージに合わせた薬剤調合が必要になります。
死んだ髪の毛を生き返らせる方法とは?
いわゆる死んだ髪の毛を生き返らせることは、今の毛髪科学では不可能です。
基本的には、死んでしまった髪は切るしかありません。
髪は元々死滅細胞なので、再生することはありません。そのため、生えた時点で体力がマイナスになっていきます。
なので、髪をキレイな状態で保つためには体力を減らさないように維持することが大切です。
もし、現在死んでしまっていると思っていても実は髪に体力が残っていた場合はまだチャンスがあります。
ギリギリ生きている場合のCasaの対処法についてご説明していきます。
Casaでの施術
髪質改善ヘアエステ
当店の看板メニューである髪質改善ヘアエステです。
髪は健康毛の状態だと水を弾く疎水性という状態になります。逆にダメージをすると水を吸いやすい吸水性に髪は振られます。
髪質改善ヘアエステでは、疑似的に健康毛に近い状態である疎水性にしていきます。
他にも髪にハリコシを与える効果があり、髪に体力がある場合は、定期的に施術することで髪の状態を少しずつ扱いやすくしていくことができます。
髪質改善酸性ストレートエステ
松下限定メニューである髪質改善酸性ストレートエステなら、ブリーチした髪やケミカル施術によりダメージした髪をキレイにしていくことができます。
薬剤を髪に負担のかからないPHに調整しながら補修をしっかりしていくことで、毛髪強度を上げながら髪の形状をストレートに変えることができます。
死んだと思っている髪でも、体力が少し残っていればチャンスはまだあるので、一度ご相談ください。
ホームケアでの対処法
ハイダメ―ジ以上の死んだ髪を少しでも良くするためにはホームケアは欠かせません。
その際に重要となるホームケア方法について解説していきます。
シャンプー
ハイダメージの場合、これ以上傷ませることは髪が死んでしまう原因となります。
シャンプーは洗浄をするために基本毎日するものなので、ダメージに直結してしまいます。
これ以上ダメージしないようにするためには、洗浄力の弱いシャンプーを必ず使用しましょう。
市販の安価なシャンプーによくある成分として、ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Naなどが使用されているシャンプーは洗浄力が強いです。
ハイダメージ毛には向いていないのですぐに使用はやめましょう。
トリートメント
通常のコーティングだけするようなものでは、ハイダメージ毛の場合効果を感じづらいです。
髪の内部補修が可能でかつ、コーティングまで可能なトリートメントをオススメします。
ヘアサロン専売品のハイダメージ毛用であれば、栄養がしっかりと入っていてかつ、疑似的に質感を上げることができる商品も多いので、そのようなシャンプーを使用しましょう。
アウトバストリートメント
ハイダメージ毛の場合、髪がパサつきすぎていることが多いです。
熱によるダメージもこれ以上受けることを避けたい状況なので、熱によるダメージを受けないように熱保護が可能なアウトバストリートメントを使用しましょう。
ハイダメージ毛の場合、髪のキューティクルが欠損していてツヤが出ないことが多いです。
疑似キューティクルでコーティングできるようなオイルを使用することも、疑似的にツヤを作る上での有効な方法です。
Casaでの施術例
Beforeを見てみると、ブリーチを数回しており、毛先に関してはダメージが強く、これ以上の通常のケミカル施術は髪をかなりダメージさせてしまう状態です。
今回は毛髪の体力があまり残っていないので、酸性ストレートエステで毛髪を補修しながらキレイな状態を作っていきます。
アルカリを使うと髪が壊れてしまう可能性があるため、酸性域まで薬剤PHを下げて施術をすることで髪がナチュラルにキレイな状態に仕上がりました。
毛先にダメージを受けてしまっている状態と多少のクセによりパサつきが気になる状態です。
トリートメントでは髪の状態はあまり良くならないので、酸性ストレートエステで優しくまっすぐにしています。
強いリッジのあるクセと少々のダメージがある髪の状態です。
クセをみて強い薬剤を使用するとダメージしてしまうため、髪の状態が悪くなってしまいます。
的確な薬剤で縮毛矯正をしていくことで髪の状態を最高のツヤ髪に仕上げています。
QA
Q1.
髪のダメージが強すぎて困っています。
色々なトリートメントも試してみましたが、全然効果がありませんでした。
こちらのメニューでしたら、髪が良くなるのでしょうか?
A.
髪の状態によるので一概には言えませんが、髪に体力がまだ残っていると判断した場合、
ヘアエステでしたら半月に1回のペースで定期的にしていただき、ホームケアも専用の物を使用していうことで、少しづつ改善が見えていきます。
より早く改善をしたい場合は、酸性ストレートエステをオススメしていますので、一度ご相談ください。
Q2.
こちらの縮毛矯正に興味があります。
私の髪はダメージが強く、いろいろな美容師さんに縮毛矯正はやめた方がいいと言われました。
ダメージが強くても縮毛矯正をしていただけますか?
A.
ダメージの度合いによるため一概には言えませんが髪が完全に修復不可能と判断しない限りは可能性があります。
通常レベルの体力があれば、プレミアムストレートエステで対応が可能ですが、ダメージが強すぎる場合は酸性ストレートエステになります。
一度当店にご来店いただき、髪の状態を見させていただいた上で最適なメニューをご提案いたします。
まとめ
一度死んでしまった髪を生き返らせることはできません。
しかし、体力が残っていれば可能性はあります。しかし、危険には変わりないため適切な処置が必要になります。
毛髪に詳しい美容師さんと相談しながら髪質改善の方法を探していくことをオススメします。
Casa by fleur(カーサバイフルール)
本郷三丁目駅徒歩5分 御茶ノ水駅徒歩10分 末広町駅徒歩10分 春日駅徒歩15分 後楽園徒歩15分 湯島駅徒歩10分
営業時間 9:30〜19:00
最終受付 カラーエステ 16:30
パーマエステ 16:00
カットエステ 18:00
当店は完全予約制なのでお待ちいただくことなくご案内できます
特に最終受付にご予約された方は必ず予約時間までにご来店下さい。
定休日 火曜日
電話:03-3830-0388
⇑ ⇑ ⇑
ご予約、お問合せお気軽にどうぞ。
この記事へのコメントはありません。