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暗くなりすぎた白髪染め。どうしたらいい?(本郷三丁目、後楽園、御茶ノ水、湯島)

こんにちは!本郷三丁目の髪質改善サロン Casa by fleur でカラーリスト(ヘアカラー専門美容師)をしている荒川隆裕です!

ヘアカラーの専門家としてサロンに立っているので、様々なヘアカラーの悩みを持ったお客様からご相談いただきます。

色がすぐ抜けちゃうんです(泣)」、「白髪どうにかなりませんか(泣)」、「黒染めしたんですけど明るくしたくて(泣)」、「ホームカラーで失敗しちゃいました(泣)」などなど。

たくさんのお悩みをご相談いただきますが、近ごろ多い問い合わせのひとつに、「白髪染めをしたら思ってたより暗くなっちゃいました(泣)明るくなりますか?」というご相談があります。

明るくすることはできます

ただしもちろんデメリットもあります。白髪染めで暗くなってしまった方や、これから白髪染めを考えている方のために解説していきたいと思います。

そもそも白髪染めとは?暗くならないためには?暗くなってしまったらどうするか?

細かい部分までご説明いたします。

 

白髪染めとは?おしゃれ染めとの違い

白髪染めとおしゃれ染めはなにが違うのでしょうか?

答えは、薬剤の違いはない です。

実は白髪染めとおしゃれ染めでは薬剤の違いはありません。

おしゃれ染めでも白髪を染めることはできます。ただし白髪を染めるには薬剤の浸透力(パワー)を上げて、濃い色を発色させる必要があります

なのでおしゃれ染めで白髪を染めるには高度な薬剤調合が求められます

高度な薬剤調合をしなくても簡単に白髪が染まるように、あらかじめ調合がしてあるカラー剤”白髪染め”と呼んでいます。

繰り返しにはなりますが、白髪染めというのは、うまく調合されたおしゃれ染め ということです。

すでに調合されているというのは非常に白髪染めを容易にはしてくれますが、裏を返せば思い通りの色や明るさ、透明感などは表現しにくいということでもあります。

白髪が染まればいい!だけでなく、きれいなヘアカラーにしたい!方は上手な美容師さんにしてもらうのがベターでしょう。

 

どうして暗くなってしまうのか?

白髪染めのカラー剤では、白髪がしっかり染まるのは6レベル以下(数字が低くなれば暗くなる)と言われています。

つまり一般的な美容師さんは「白髪を染めてください」と言われたらほとんどの場合6レベル以下の薬剤をチョイスします。

おのずと仕上がりは6レベルよりも暗くなります。

加えて、薬剤のレベルは白髪が全体の30%の想定でつくられているため、30%以上の白髪は使用したレベルより明るくなり、30%以下の白髪は使用したレベルより暗く仕上がります。

このことを知らない美容師さんがたくさんいる為、単純に薬剤のレベル表記だけでチョイスしてしまうと、思ったより暗くなってしまうことがあります。

上記の2つを整理すると、

そもそも白髪染めでは6レベル以下(ダークトーン)の仕上がりになってしまう

・白髪の分布や%を把握せず薬剤選定をすると想定より暗く仕上がってしまう

 

ちなみに白髪染めにも7レベル以上の薬剤は存在しています。それを使えばいいんじゃない?と思いますよね。

カラー剤は明るくなればなるほど色素量は減少していきます、つまり薄くなります。

7レベル以上の白髪染めになってくると、どんどん色が薄くなっていき、白髪のカバー力が落ちるのでしっかりとは染まらなくなります。

色が薄くなるので代わりに明るさが出てくるといった感じです。

いわゆる”白髪ぼかし”と呼ばれる染め方ですね。

白髪をしっかりと染めなくても、気になりづらくなればいいよ!という方にはベストな染め方だと思います。

 

暗くなった白髪染め。どうする?

暗くなってしまった場合、考えられる選択肢は”明るくする”しかないと思います。

最初に述べた通り、明るくすることは可能です。

ただし明るくする方法や薬剤選定を間違えると髪の毛に多大なダメージを与えてしまうので、信頼できる美容師さんにお願いするのが良いです。

さて、明るくする方法の選択肢として

おしゃれ染めの明るいやつでトーンアップを試みる

全体的に脱色剤(ブリーチ)を使って明るくする

ハイライトを全体的に細かく脱色剤(ブリーチ)を使って入れる

一つずつ解説します。

①おしゃれ染めの明るいやつ(10レベル~)で明るくする

結論から述べると、この方法は1番お勧めしません。

なぜなら明るくならずダメージだけを与えてしまうことがほとんどだからです。

普通のカラー剤と脱色剤の違いですが、

普通のカラー剤では髪の毛のメラニン色素を壊して髪の毛を明るくしていますが、すでに染まっている色素は壊せません。

一方、脱色剤はメラニン色素を壊しますし、残留しているカラーによる色素も壊してくれます。

今回の白髪染めを明るくするといった場合、カラー剤の明るいレベルの薬剤では白髪染めを壊すことができず、結果的に薬剤のダメージだけがのこり髪の毛はまったく明るくならないケースがほとんどです。

なのでこのやり方を選択するのは避けた方が良いと思います。

②全体的に脱色剤(ブリーチ)を使って明るくする

このやり方は確実に全体が明るくなる方法です。ただし、脱色剤の扱いに慣れた美容師さんでないと派手になりすぎたり、髪の毛が凄くダメージしてしまうやり方です。

していることはブリーチカラーと変わりませんので、脱色の技術と薬剤選定の知識が求められます。

上手にできれば白髪染めとは思えない透明感のある素敵なヘアカラーになりますし、白髪も目立ちづらくなります。

美容師さんにとって大切なのは

脱色しすぎないこと

脱色剤のパワーのコントロール

ですね。

脱色しすぎてしまうと、色落ちがかなり派手になってしまうので品がなくなる恐れがあります。

時間で放置時間をコントロールするか、薬剤のパワーを弱くしてやってあげるとダメージも減りますのでオススメです。

上手くいけばよい色になりますが、失敗してしまうと品がなくなってしまうのでカラーが得意な美容師さんにお願いすると良いと思います。

③ハイライトで透明感と明るさをつくる

カラーリストである私が最もお勧めするのがコチラの方法です。

ハイライトとは、ヘアスタイルの中に筋状に明るい髪の毛を織り交ぜることで、明るさを与えたり、透明感や立体感といった印象を与えてあげる技法です。

なぜ私が勧めるかといいますと、髪の毛全部を明るくしないことで最小限のダメージに抑えることができ、仕上がりも全部を脱色するより品があり、大人女性を美しく見せてくれる透明感まで表現できるからです。

もちろんハイライトには美容師さんの技術や経験が必要ですのでカラーが上手な美容師さんにお願いしましょう。

白髪染めを明るくするのにはダメージがつきものなので、、、

白髪染めを明るくする方法を3つご紹介しました。

結論として③のハイライトをダメージレスとして推奨していますが、そもそも暗い染料を壊すのでダメージは避けられません。

やはり大事なのは、希望のヘアカラーに1回ですることです。それが最もダメージが少ないので。

白髪を染めるというのは、対象が黒髪ではないので上手に染め上げるには高等なテクニックが必要になります。

加えて、色が濃い為1度暗く染めてしまうと明るくするのも困難になってしまいますし、

白髪染めというのはおしゃれ染めよりもパワーが強いので髪の毛に負荷がかかります。

技術も必要ですし、薬剤知識も必要になります。

白髪をきれいに染めるために、安心で安全なヘアカラーを続けていくために、信頼のおける美容師(カラーリスト)を探してみてください

 

実際のお客様からのご質問

Q.暗くなった白髪染めを全体の脱色をして明るくしました。ですが、1か月たった今、ほぼ金髪ぽくなってしまって恥ずかしいです。これは失敗なのでしょうか?

A.明るい白髪染めをしたかったのであれば、金髪っぽく退色してしまうのは好ましくないです。

暗くなった白髪染めを脱色剤のパワーマックスで金髪まで抜いてしまうのは良くありません。なぜならその明るさに向かって色が落ちていくからです。

髪の毛を脱色するときは”どこまで抜くのか?”の設定がとても重要です。必要以上に抜いてしまうと色落ちが下品になりますし、抜きが不十分だと希望の色にならない恐れがあります。

どこまで脱色するのがベストなのかあらかじめ設定し、それに合った薬剤のパワーに調節する必要があります。

今回のように白髪染めを明るくする場合、オレンジ味が残るくらいのライトブラウンで脱色を止めておけば色が落ちてもライトブラウンで止まってくれたはずです。

脱色の後、オンカラーでアッシュ系やオリーブ系の薬剤でオレンジ味を消してあげればきれいな寒色系の柔らかい髪色になったのではないかなと思います。

すでに明るくなってしまった金髪の毛には少しずつ色を蓄積させて色落ちを緩やかにすべきですので、髪の毛に残りやすいウォームブラウンをベースにカラーを繰り返してあげてください。

 

Casaにはカラーリストが在籍しています

髪質改善サロン Casa by fleur にはヘアカラーの専門家が在籍しています。

美容師になって以来、1度もハサミを握らずにヘアカラーのみの技術と知識を積み重ねてきたカラーリストです。

色落ちや色持ちなどのヘアカラーの悩みから、

白髪との向き合い方や、染め方まで多岐にわたったヘアカラーの問題を解決します。

ヘアカラーでお困りでしたら些細なことでもご相談ください。

寄り添い丁寧に問題に向き合っていきます。

 

Casa by fleur の髪質改善カラーの手順

髪質改善専門店であるCasa by fleur では、もちろん髪質改善カラー(カラーエステ)を行っています。ちなみに1番人気のメニューです!

カラーエステは、カラーリングによるダメージを抑制し、失った栄養をしっかりと補給することでダメージを感じさせない仕上がりになるのが特長です。

徹底的に髪の毛の状態にこだわり髪質改善をしていくので、一般的な美容室では行わない工程も多いです。

順を追って説明します。

 

まずは毛髪診断とカウンセリング

※

Casa by fleur では初めて来店いただいたお客様に、カウンセリングと毛髪診断を行います。

髪質改善には最も欠かせない工程ですので、Casa by fleur ではたっぷりと時間をかけます。

髪質改善を行う上で大切なのは”お客様がなりたい髪質”に対して”オーダーメイドの薬剤調合”をすることです。

僕たち美容師が良いと思う髪質を目指すことは、必ずしもお客様にとって”なりたい髪質”であるとは限りません。

お客様が喜んでくれる髪質改善をするために、現在の髪質をどう感じているのか?どういった悩みがあるのか?どうなりたいのか?

そういった細かいところまでカウンセリングで共有させていただいて、目指す髪質を決めます。

また、これまでどんな施術を受けてきたのか?いまの髪の毛にはどんな履歴があるのか?をヒアリングによってできる限り明らかにしていきます。

これは、髪の毛の履歴やダメージ具合によって薬剤のパワーを適切にコントロールするためです。

今以上ダメージを与えることなく髪質を向上させていきます。

 

この毛髪診断とカウンセリングが正しく行われなければ、髪質改善は良い結果にはならないでしょう。

そのくらい重要なのでCasa by fleur では丁寧にしていきます。

 

毛髪のデトックス

カウンセリングが終わったら、かならず最初にシャンプーをします。

毛髪と頭皮についた汚れを落とし、デトックスするのが目的です。

毛髪と頭皮の汚れには、シャンプーで落ちない汚れがあります。ご自宅で使うシャンプーやリンスに含まれる”シリコン”や酸化した皮脂などです。

これらが膜のようにくっついた状態では、どんなに優れた成分でも浸透していきません。せっかく美容室でトリートメントしてもこの状態では意味がないこともしばしば。

さらに薬剤の浸透も悪い為、仕上がりに悪影響だったり、その分パワーの強い薬剤を使用しなければいけないケースがあります。

なのでCasaでは、それらの汚れたちを”特殊なアルカリ性の水溶液”でしっかりデトックスしていきます。

Casaの髪質改善はこの工程で、しっかりと栄養が毛髪の内部まで浸透する状態を作り、優しい薬剤でもしっかりと白髪が染まる環境を作ります。

 

頭皮の保護と毛髪の保護

デトックスシャンプーの後、カラーリングに入るのですが、その前に頭皮の保護と毛髪の保護を行います。

Casa by fleurではとてもやさしいカラー剤を使用しますが薬剤に変わりはありませんので、ダメージを軽減するために頭皮と毛髪を保護します。

頭皮へのダメージは白髪が増える原因に繋がるので、白髪染めのお客さまには特に大切な工程になります。

毛髪の保護には先ほどとはまた別のアルカリ性の水溶液を使用するので白髪の染まりへの影響はありません。

 

カラー剤塗布

ここでようやくカラー剤を塗っていきます。

カラーエステではカラー剤が毛髪内部に浸透する作用を利用して、一緒に栄養を毛髪に送り込みます。

一般的なカラーリングでは毛髪内部の栄養が流出してしまいますが、カラーエステでは失われる栄養以上の栄養を補給するのでダメージを感じさせません。

これがやればやるほど質感が良くなるカラーエステの秘訣です。

塗り終わったら白髪が染まるまでたっぷりと時間を置きながら栄養も定着させていきます。

 

カラー剤を流して後処理と栄養補給

放置時間が終わったら、流します。

ここからは薬剤除去と状態を安定させること、そして栄養補給と目まぐるしい展開ですのでまとめていきます。

 

その1・薬剤を流したら、薬剤を完全に除去してくれる処理剤をなじませて流します。【薬剤が残った状態だとおうちに帰った後、ダメージの原因になります】

その2・保湿成分が入っている2種類の処理剤を噴霧して浸透させたのち、流します。

その3・シャンプーをして流します。

その4・カラー剤によってアルカリに傾いた髪の毛を、安定した弱酸性の状態に戻していきます。【アルカリのままだとおうちに帰った後、ダメージの原因になります】

その5・最後に毛髪表面を整える栄養をつけて流します。

 

これで髪質改善カラーエステは終了です。

Casa by fleur(カーサバイフルール)

住所:東京都文京区本郷3-25-1-103

東京メトロ丸の内線・都営地下鉄大江戸線 本郷三丁目駅 徒歩6分

JR 御茶ノ水駅 徒歩10分

東京メトロ千代田線 湯島駅 徒歩8分

 

営業時間 9:30〜19:00
最終受付 カラーエステ 16:30
     パーマエステ 16:00

当店は完全予約制なのでお待ちいただくことなくご案内できます

定休日 火曜日
電話:03-3830-0388
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ご予約、お問合せお気軽にどうぞ。

ウェブからもご予約できます♪

下記画像をクリック!

 

髪質改善ヘアエステ¥15950→¥14850 3h

髪質改善カラーエステ¥15950→¥14850 3h

プレミアムストレートエステ¥24200→¥22000 4h

 

Casa by fleur では初回のお客様のカウンセリングに多くの時間を取らせていただいています。

髪の毛の履歴や状態、悩みなどを互いに共有することで最適な髪質改善と、安心で安全な施術の実現を目的にしています。

加えて、髪質改善の工程がしっかりと組まれているので、通常のサロンより施術時間の設定を長く取らせていただいています。

急いだり省いたりすると効果が減少してしまうので、お時間がしっかりとれる日のご来店をおすすめします!

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